ども~、デベロップのJです。
今回はEC-CUBEのあるカスタマイズについてご説明したいと思います。
※ついでにEC-CUBEのちょっとしたシステムについてもお話できればと思います。
PC対応からのスマホ対応
EC-CUBEのカスタイマイズの要望は以前から多いのですが、
最近多いのが「PC対応してあるプラグインをスマホにも対応させたい!」という内容が多くなってきました。
そもそも、PC対応がしてあるのにスマホ対応がしていないのには、何らかの理由があるはずです。
その理由次第では、スマホ対応はできないというジャッジにはなります。
今回は、プラグインAを導入した際のスマホ対応方法をご説明します。
※プラグインの内容は、私が考えた実在しないものになります。似たようなプラグインがあっても同じものではありません。
プラグインAの仕様
・プラグインAをインストールすると、ブロックが作られる(しかし、PCのみ)。
・このブロックをページにセットすると、「Hallo World」という文字が表示される。
そもそも、EC-CUBEの仕様
プラグインAのスマホ対応の前に、EC-CUBEの仕様について少し説明します。
そもそも、EC-CUBEはPCとスマホの両方に対応しています(※バージョンの古いEC-CUBEは対応していない場合があります)。
両方対応しているという事は、2つの仕組みが存在しているイメージになります。
しかし、EC-CUBEはシステムファイルが1つあり、テンプレートファイルがPCとスマホの2つ存在する仕組みになっています。
根本的な部分はPCでもスマホでも同じで、見た目だけを分けている状態なのです。
プラグインAのスマホ対応を行うための条件
上記のEC-CUBEの仕様を理解すると、プラグインAのスマホ対応方法も分かってきます。
プラグインAもシステムファイルは1つ、しかしブロックファイル(テンプレートファイル)がPCだけしかない状態なのです。
・・・ということは、スマホのブロックファイルを作ってあげればスマホ側にも表示されるという事になります!
まぁ、言うのは簡単なのですが、やるのは少々面倒になります(笑)
こちらのスマホ化を行うには、条件があります。
①ある程度のプログラムの知識が必要
本当にスマホ化はできるのか?など確認しないといけませんので。
②データベースの知識&データの追加、変更ができる環境がある
スマホ用のブロックを追加しないといけないのですが、EC-CUBEの管理画面からではできません。
③FTPを知っている&使える
テンプレートファイルをアップしないといけませんので。
というより、これを知らないと①すら確認はできないかと(笑)
④自己責任
カスタマイズを行う場合は、全て自己責任になります。
必ず、元に戻せるようにバックアップはしてください。
プラグインAのスマホ対応 -スマホ用テンプレートファイルの作成-
①
PC用のテンプレートを探してください。
プラグインによってはテンプレートの場所に違いがあると思います。
(例)template/default/×××.tpl
②
PC用のテンプレートファイルが見つかりましたら、とりあえずコピーしてください。
そのコピーしたファイルをスマホ用のフォルダへペースト。
(例)template/sphone/×××.tpl
※PC用をコピーしただけですので、後ほどスマホ用に整えてください。
プラグインAのスマホ対応 -データベースを調整-
PC用のブロックしか作られていないので、スマホ用のブロックを作ります。
①
phpMyAdminなどデータベースをいじれるものに接続をして下さい。
②
dtb_bloc内にある該当データ(プラグインAのPC用部分)を見つける。
③
PCとほぼ同じ内容で登録をする。
この際の注意点としては、「device_type_id」、「bloc_id」はPCとスマホで違いますので、調整してください。
プラグインAのスマホ対応 -確認-
基本的にはこれで終了です。
EC-CUBEの管理画面から、スマホ用のブロックを確認して下さい。
スマホ側でも設置&表示されれば完了です!
まとめ
今回は、プラグインAという仮想のもので説明をしました。
仮想のものなので、必ずしも同じ方法でできる訳ではございませんが、
EC-CUBEの理解、カスタマイズ方法を何となく分かっていただければ幸いです。
この記事の投稿者: J