2016.05.23

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ウェブサイトで成功している企業に共通する10の特徴

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 ネットショップで売上を作りたい。コーポレートサイトから問い合わせが欲しい。採用サイトでいい人材を募集したい。ウェブサイトを構築する理由は、企業によってそれぞれですが、運営のお手伝いをしていると、デザインが綺麗だったり、コンテンツはしっかり作られているにもかかわらず、意外と結果につながっていないサイトをよく見かけます。それはなぜなのか。

ウェブサイトの制作や運営をご支援する中で「これだからこの会社はウェブサイトで成功できたんだな」と思える10の特徴をまとめてみました。

1、 昔、ウェブ関連で痛い目にあったことがある

ウェブサイトが誕生したのは1991年8月6日(まだ25年しかたってないんだ!)。その後、Web黎明期として2000年頃から企業などで盛んにウェブサイトが作られるようになりました。ブログなんてものがない頃から制作をしていた人は、ネットショップを500万円ぐらいかけて作ったけれど全く売れなかったとか、SEO対策にお金を使い過ぎてしまったとか、必ずと言っていいほど、こうしたウェブ大失敗を経験しているんではないかと思います。その頃の痛手からか「もうウェブ屋は信じないぞ・・」と拒絶反応を示している人も多いかと思いますが、成功者はその経験を踏まえて、今度は失敗しないよう、自分でディレクションがちゃんとできるようにしようとか、いろんな制作会社やシステム会社の特徴を掴んで失敗しない依頼方法を身につけてきた人が多いです。

2、 ウェブを過信していない

私はドリームゲートという起業家支援のサイトでアドバイザーをやっているのですが、ネットショップを開店したらすぐに売上が作れると思っている人がいまだにいます。。お金を頂いて相談されているわけなので「そんなうまい話がある訳ないでしょう!」と、瞬間返しをしそうになりつつも、ウェブサイトを育てるのにはとてつもなく長い長い道のりがあることをちゃんと説明しています。

もちろん実店舗を持つよりも安いコストでモノを売ることができたり、すごい早いスピードで情報を届けたり収集したりできるので、魔法の道具のようにも思えますが、ウェブサイトがあればなんでも叶うと過信をしてしまうことはとても恐ろしいことです。できること、できないことをちゃんと判断できる人は、地に足がついていて、成功しやすいのだろうと思います。

3、 ウェブを毛嫌いしていない

過信しすぎるのもいけませんが、毛嫌いしている人もあまり成功できていない気がします。ネットを毛嫌いしている人の属性はいくつかありますが、ネットの情報なんて嘘ばかりだ、とか、営業するなら人から人へ行うのが一番確実だ、という「ウェブ評価低い軍」や、ウェブサイトって簡単に情報やお金を盗まれちゃったりするらしいですね、、と、自分や会社の情報が悪用されたら怖い!という「ウェブなんだか恐怖軍」もいます。確かにそういうことがあるのも事実なので、正しい情報をしっかり収集して、いい活用方法を見つけていけるのが成功への近道だと思います。

また、毛嫌いしている人の中でも特に難しいのは「自分はウェブのことはあまり分からないから」と、のっけから諦めていて、そのくせ、後輩や部下に任せてるフリをして、上がってきたものにたいして、意味不明なダメ出しばかりする人もいます。。これは不幸ですね。もしウェブがわからないとしても、メリット、デメリットという考え方をして、メリットが多いから使おうというシンプルな考え方をしてみるといいと思います。ウェブはツールなので、大好きにならなくてもいい付き合い方ができるのではと思います。

4、 検索能力が高い(情報収集が上手)

ウェブ上に存在するあらゆる情報から、自分の求めている情報を探し出す能力。すなわち「検索能力」の高い人は、成功している確率が高いなと感じます(主観ですが)。限られた時間の中で、自分が欲しい情報を的確に探すことができれば、多くの正しい情報を知ることができます。

ウェブも例外なく「広告媒体」であるため、出てきたものをそのまま鵜呑みにしていいということではありません。自分に合った情報を探し出し、それを信じて何かに活かす。それがスムーズにできる人は見極める力も高いので、失敗しにくいと思います。

例えば「子供がアトピーなので、安心して食べられる野菜を買いたい」と思ったときに、どうやって検索したら、安心して食べられる野菜をたくさん売っているサイトに取りつけるのか。いろいろなパターンがあると思いますが、実際にやってみましょう。

「オーガニック 野菜 販売」
「野菜 無農薬 ネットショップ」
「野菜 販売 アトピーの子供」

こんなワードで検索すると、いわゆる体に良さそうなサイトがたくさん出てきます。キーワードにマッチしているオーガニックマート、有名な宅配サービス企業が並んでいますね。

しかしながら、検索結果の雰囲気からして、どこか広告の匂いがしますし、もう少しどんな特徴があるのか比較できたり、関連度100%とも言える新しい情報に出会いたいとしたら、もっとニッチなワードや、機転を利かせたワードを取り入れて検索をします。


1つめは、たくさんのサービスを比較したいと思った時のワード。

「無農薬野菜 ネットショップ まとめ」

クロスワードとして「まとめ」を入れると、まとめサイトが多く表示され、人がまとめたものをまとめて観れるので便利です。中にはコメントをしっかり記入してくれているものもあるので比較検討がしやすいですね。

次に、自分が探したいワードの関連度100%のサイトやブログを探す方法

「農家 直送 無農薬 無化学肥料 ネットショップ」

めちゃくちゃニッチなワードですが、すごくマッチしたものが出てきました。

ウェブ上に存在する「広告コンテンツ」を見極め、自分に合った情報を探し出す。勘のいい人であれば、それがウェブサイトで成功する条件であることがわかると思います。

5、情報収集欲が高い

ウェブサイトというものは、常に流動的で流行り廃りが早く、新しい技術をどんどん取り入れなければ衰退してしまうものです。だからこそ、トレンドやニーズを素早く知る必要があります。

成功している人は、検索能力が高く、それゆえに新しい情報や掘り出し物の情報に出会いやすい。と、前の項目で伝えましたが、さらにはその「情報との出会い」を無駄にしないというのも共通点だと思います。

たとえば、Facebookで仲の良い友人が面白そうな情報をシェアしてきた時、とりあえずクリックして情報を見に行くひとは、情報収集欲の高い人だと言えます。もらったその情報が自分に有益かどうかを瞬時にシンクロして考え、必要だと思えばより詳しい情報を得るために躊躇なく情報をたどり続ける。このように自分が選んだ情報だけではなく人から与えられる情報も信頼して活かすことができると、興味がなかったものがとても素晴らしい商品だったり、自分には関係ないと思っていた内容が自分を救う内容だったりと、意外に自然と知識が身につくのかもしれません。

6、 お金のかけどころを知っている

いまやウェブサイトはとても便利なツールとなっていて、ほぼほぼ無料で立ち上げることができたり、既製品を使って低コストで構築することができたりします。
しかしながら、なんでもタダでできるわけではなく、自分の理想通りのサイトを構築したいと思えばお金がかかりますし、完成したサイトに人を集めたりするにも、確実にお金が必要になります。

私は10年以上企業サイトやネットショップを構築するお仕事を行っていますが、無料ツールを使ってサイトを作り、そのサイトになんの手もかけずに何百万円も売り上げを作っているという会社には、まだ出会ったことがありません。
ちゃんと売上が作れるサイトには、ちゃんと売上を作れる根拠があります。1つ1つ全く違う根拠のため、それを見つけるまでに相当の費用がかかります。

例えて言うなら、家の建築と同じで、何をどのぐらいゴージャスにするといくらぐらいかかるのか、そして、自分が作るサイトのどこにこだわって、どこを妥協するか、その「お金のかけどころ」の問題です。

成功者はやたら機能が盛りだくさんのサイトを作りませんし、安いからといってテンプレートで作られたネットショップも使いません。最低限費用をかけるべきところと、コストを抑えるために妥協するところを見極めています。

7、 中長期的なプランを持って、ウェブサイトを運営しようと考えている

突然ですが2016年、世界のウェブサイト数は10億個を超えたと言われています。

それだけのサイトがある中で、自分が作ろうとしているサイトは何のためにあって、どのような計画を持って差別化を図り、どうやってビジネスに活かすことができるのか、ウェブサイトを立ち上げる人はこれらをしっかりと考える必要があります。

漠然と「100万円ぐらい売りたいなぁ」としか考えていない人は、いつまでたっても100万円には到達しません。

きちんとしたビジョンを持ち、いつまでに、どのぐらいの結果を出したいのか、考えていきましょう。最初は当てずっぽうな数値でも構いません。最初は300 人ぐらいからスタートしたサイトを、1年後には3000人ほどを呼んで、1割が興味を持って問い合わせをしてくれるサイトに育てたい。ゆくゆくは、そのうち3割が受注できる。そう考えた場合、シミュレーションとしては30件の3割、すなわち9件が受注できるサイトということになります。最初から正しい数値を見極めることは難しいですが、目標を立てると、結果が出てきます。それをテストデータとして次の戦略を練る。トライアンドエラーこそが、成功の近道なのですね。

へノブファクトリーが運営している「還暦祝いサイト-還暦プレゼント-」も、8年間運営していますが、スタートの頃は月商で10万円も売れませんでした。その頃の目標はざっくり30万円。人がサイトに何人入ってきて、どのページを見ているのかもよくわからない中で、ざっくりざっくり30万円と決めて、それをクリアしたのは半年後でした(´Д` )

はっきり言いますが、ウェブサイトは、すぐに効果が出るものではないです。
うまくいって3ヶ月。平均半年で糸口が見えてきて、それをどんどん広げることで効果を高めていくものですので、最低でも1年ほどの計画を立てていきましょう。

8、 片手間で結果が出ないと知っている

中小零細企業の場合、IT系企業でない限り、専任のウェブ担当者がいるケースはほとんどありません。社内で一番パソコンの使い方が上手い人や、マーケティングのスタッフがウェブを兼務しているなどのケースが多いです。

兼務している人は一生懸命両立を図り、結果を出そうと必死に対策をしていると思いますが、このように片手間で運営しているサイトは、残念ながらほとんど結果が出ません。それを見かねて、スタッフを助けるためにウェブコンサルティング会社に入ってもらったり、人集めを積極的に行ってみるも、思った効果がでない。

社内にウェブ担当者がいない間は、ちゃんと収益化できる、もしくは営業ツールとして活用できるまでに育てるのは至難の技であると考えていただくのが良いと思います。

しかしながら、レアケースでウェブ担当者がいなくても問い合わせが止まらない企業があります。それは、ウェブ戦略がなくても、売っている商品やサービスの完成度が高く、窓口さえあれば問い合わせが来るパターンです。そういった唯一無二の企業は、ウェブという窓口があればことが足りてしまいます。そうでない場合は、サービスの良さをしっかり伝えられるサイトを持つために、片手間ではなく、専属のウェブ担当者やチームを持つことを検討しましょう。アウトソーシングでも毎月ウェブサイトのことだけを考えてくれる人が安定的にいることがとても重要です。

9、 餅屋をたくさん知っている

片手間ではうまくいかないとか、知識がないとダメだと言われて、すこしショックを受けている方がいたらごめんなさい。でも、それをカバーする方法が1つあります。それは、IT系に長けている知り合いや友人知人を増やすことです。

わからなことを教えてくれる友人や知人がどのぐらいいるか。その中に「餅屋」がたくさんいればなおのことです。印刷の餅屋、セキュリティの餅屋、サイト運営の餅屋。各方面の餅屋と知り合いであれば、その専門性があなたに最善の策を与えることでしょう。

個人的な意見ですが、近年は、クラウドソーシングの発展により、個人のデザイナーやディレクターが仕事を受けやすくなりました。今まで企業に仕事を依頼していた会社が個人と連携してサイト運営を行うことも珍しくありません。そんな中、ウェブ制作会社や運営会社がジリ貧であるかというと、実際はそうではありません。
個人では対応できない安定感のあるウェブ戦略実行が求めらたり、餅屋から餅屋へBtoBとして請け負う仕事が多くなっていったり、プロである限り、引く手数多であることは変わりません。「餅屋」とは、そのこと一筋を生業としているという点で圧倒的な技術やノウハウの差があり、スピードの早いウェブ業界では、多くをかじり聞き、中途半場になってしまうよりも、やはり餅は餅屋だと思います。

10、 数字に強い

会社を経営していても、数字に強い会社は強いと言いますが、ウェブサイトで成功している方も、数字には敏感であると思います。
ウェブサイトはとてもありがたい機能があって、訪問者や見られたページをカウントする機能がつけられます。いわばサイトの成績表をリアルタイムで閲覧することができるのです。
どんなに豪華に作られたサイトでも、1日10人しか見られてないサイトもありますし、見栄えがあまり良くなくても、1日1000人が訪問しているサイトもあります。
このように、現状分析をするためにも他の会社と同じ目線で比較できる「アクセスという数値」を使うことができます。

また、7、で話した通り、中長期的な数値目標を作っている会社も強いです。季節要因、販売戦略、人材投下など、数字を変えるために行えることはたくさんあります。それらをシミュレーションして考えていると、大失敗することがありません。

最後に、ウェブでどの会社も活用している数値、それは、「KPI 【 Key Performance Indicator 】 重要業績評価指標 」です。この中でも最終的な成果を左右する指標は「集客数(UU)」「成約率(CV率)」「お客様単価(CV)」の3種類だと思います。(ネットショップの場合は顕著にこれで数値目標が形成できます)

「集客数(UU)」×「成約率(CV率)」×「お客様単価(CV)」=売上

これらの数字を2倍にすることで、最終的な結果を8倍変えることができます。
どの会社も一緒、同じ指標です。

頑張れば、今よりも8倍も良くすることができる、
そう考えて、数値目標を立ててみると良いと思います。

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株式会社へノブファクトリー|代表取締役
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