2008年9月12日

ショシンに還るとき。

人にはそれぞれ、「駆け出し」の時代があります。
そんな時にお会いした、お客様に数年ぶりにお会いしました。
システム会社の人事担当の方なのですが、
本当に、たくさんお世話になった方です。

私がむかし働いていた会社の先輩の紹介でお会いし、
ホームページのリニューアルの件をご相談頂きました。

それまで知り合いのホームページ運用をお手伝い、というスタンスでいた私が
初めて、まったく知らない企業様とお仕事をすることになった瞬間でした。

お会いする日程を決め、その頃、企業様があった新宿まで向かいます。
つくり立ての名刺を持って。着慣れない、スーツを着込んで。

世間話なんか、全然できない人間でしたから、
話がつながらず、何度も「シーーーーーーーン」となってしまい、
気まずかったのを覚えています

そんな私に、優しい担当者様は、いくつもいくつも質問を投げてくれたのです。

・・・・・

昔話に、花が咲きます。

「あの時、Windows98で作業をしていたんですよね、1台で。」

「高田馬場の事務所に来て頂いた第一号のお客様はAさんでしたよ、あの、汚いアパートまできて頂いて、、、ホントに、お恥ずかしい限りです。。あれ、、家ですもん(笑)」

「壁に、手作りの布みたいな飾りがされてましたよね、アレなんですか?」

思い出してみると、恥ずかしい話ばかり。耳を覆いたくなります。
そして、

「あの頃は、本当に駆け出しで、設備も揃っていなくて、自分自身も、何も知らない無知な人間でしたね、、スミマセンでした。」

そう頭を下げた私に、Aさんは、こういってくれました。

「谷脇さんにお会いすると、ボクはいつも元気をもらえるので、ホント嬉しいんですよ。なんか、頑張ってるなー、元気だなーって、勉強になるんですよ。それは今も変わりなくいらっしゃって。ホントに。今日は、来てくださってありがとうございます。」


身が引き締まる思いがしました。

「ショシンに還る」

私の大好きな言葉です。
しかし、人はなかなかそう簡単にショシンには還れないものです。
知識がついたり、知恵がついたり、キャリアがついたり、
実績がついたり、お客様が増えたり、ビジョンが変わったりして。
人はどんどん、ショシンを忘れてしまう。

大切にしていたキモチを、大切にしなくなってしまう。

だから、
久しぶりに、ショシンに還ることができて、本当に良かったです。

今度は、忘れてもまたすぐに思い出せるようにしなきゃですね。
  • Google Bookmarks
  • Yahoo!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • del.icio.us
  • livedoor クリップ
  • POOKMARK Airlines
  • ニフティクリップ
  • Buzzurl
  • newsing it!